Erika

エリカ/Erika


曲・詞:かりく

初音ミクDark



始まりを染める夢見草

身を焦がした春の黄昏

限られた未来を選んだ

繰り返し時は過ぎてく


夏が零れゆく寂しさ

夜の海に咲く夏花

儚い光が月に溶けた

言葉は必要なかった



晴れた帰り道の国道

秋の匂い 心誘う紅

枯れた葉に足を滑らせた

その姿が愛おしくて


冬の夜空を抱きしめて

一番輝く星の下

互いの身を寄せ合って歩いた

二人で感じた温もり


覚えていますか...



もう戻ることない時代の尊さが

この胸の中で輝きを増す

心が砕けそうになるほどに

今を歩くことがただ苦しくて


君は記憶の中へと消えて

声は虚しく空に吸い込まれて

愛しさという名の温かさは

今私を殺めた


儚い苦しみよ

優しいその安らぎよ

いつか見た星になる

遠くへ遠くへ行けたら


朝靄に包まれながら

静かな夜明けに

さようなら


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